最大値,最小値(1変数)の概要
当カテゴリでは、数学の問題でよく目にする「最大値,最小値を求める」問題について、分野を絞らずに扱う。分野ごとの学習をしていると、その分野の知識を使えばいいという発想で、実践的な力が身に付きにくい。最大値,最小値の問題は、式の形を見て方針を決められる力が身に付いて初めて「解ける」のである。まずは、基本方針となる4パターンの確認をし、その後、入試問題を使ってより実践的な力を身に付ける。
最大値,最小値を求める方法は、$1$ 変数であれば「平方完成」「(相加平均)$≧$(相乗平均)」「合成」「微分」の $4$ パターンである。
いつ、どれを使うかも決まっている。
式の形 | 最大値,最小値の求め方 |
$2$ 次関数 | 平方完成 |
$\begin{cases} 正の数の和\\ 特に ○+\frac{ 定数 }{ ○ }\end{cases}$ | (相加平均)$≧$(相乗平均) |
$a\sin x+b\cos x$ | 合成 |
その他 | 微分して増減表 |
それぞれの実際の手順や考え方の理解を深めていく。