数学B「数列」

数学B「数列」 数学B「数列」

当カデゴリーで扱う問題は
数学B「数列」問題一覧(pdf:99KB)
からダウンロードできます。
※最終更新日 2021年7月2日

「数列」概要

「数列」は大きく分けて以下のような構成である。

[1] 数列の一般項と和

[2] 漸化式

[3] 数学的帰納法

全体を通して,パターン化しやすく $n=1$ を代入することで検算もしやすい。そのため,しっかり学習すれば安定して得点源としやすい分野である。ただし,公式の覚え方を誤ると,途端に問題が解けなくなる。詳しくは各項目で触れるが,公式をよく理解せず解いている人はしっかり確認して欲しい。

[1] 数列の一般項と和

まず「等差数列」と「等比数列」の一般項と和の公式を正しく覚えることから始まり,「$\sum$(シグマ)」の計算や「階差数列」について学習する。公式の丸暗記で進めると,応用問題に対応できない上に,基本問題ですら無駄な計算やミスに繋がる。ここが「数列」の土台となるため,丁寧に学習して欲しい。

[2] 漸化式

「漸化式」はどれだけパターンを知っているかが勝負である。実際の入試でも,パターンが頭に入っていれば方針を立てるのが難しくない問題が多い。もちろん,その場で思考するタイプの問題もあるが,典型パターンが土台としてあるかどうかで差が出てくる。「どのような形のときどうするか」を知識として入れないまま闇雲に学習していても力は伸びにくい。しっかり確認しておきたい。

[3] 数学的帰納法

「証明」の分野であり,数列の中でも苦手意識のある人は多いだろう。しかし「すべての自然数で成り立つ」ことの証明は,ほぼ数学的帰納法の選択が最適となるため重要度は高い。最初は苦労するかもしれないが,手順が決まっており,使うタイミングも分かりやすいため,学習が得点に繋がりやすい。「国公立大学志望」「数学が記述式で出題される私立大学志望」の人は取り組んでおきたい。

「数列」記事一覧(学習順)

数学B「数列」

等差数列の一般項と和の求め方と公式の正しい覚え方

等差数列の一般項と和の公式について。数列の一般項や和の公式の使い方を間違えていると、無駄が増えてミスに繋がったり応用問題に対応できなかったりします。土台が脆いと何も積みあがらなくなるので、基本からしっかり確認しましょう。
数学B「数列」

等比数列の一般項,和の公式の正しい覚え方と「偶数項の等比の和」

等比数列の一般項と和の公式について。式の丸暗記では受験に役に立ちません。「解ける」ようになるための覚え方,理解の仕方について解説します。特に,等比数列の和の公式は,どう覚えたかによって以降の学習の効率が大きく変わります。
数学B「数列」

Σ(シグマ)の公式の正しい覚え方と計算方法

Σ(シグマ)について、「意味」「公式」「性質」「計算方法」を詳しく解説。公式暗記で何とかする人が多いですが、理解が伴わないと応用問題に対応できません。また、Σの計算のコツについてもご紹介。公式に頼っていると無駄な計算が増えるので、ぜひ知って欲しい計算です。
数学B「数列」

押さえておきたい∑(シグマ)の応用計算4パターン(和の和,nを含む数列,分数,等差×等比)

数学(数学B)∑(シグマ)の計算、重要問題。公式を覚えているだけでは解けない頻出全パターンの解説です。覚える部分はどこかを明確にしながら、重要問題を分かりやすく解説します。和の和の形のΣ(シグマ)、nを含むΣ(シグマ)計算、分数のΣ(シグマ)計算、等差×等比のΣ(シグマ)計算の方法。
数学B「数列」

階差数列の意味と階差数列による一般項の求め方

数学B「数列」の階差数列について。階差数列の意味、階差数列から一般項を求める方法についてまとめました。公式を丸暗記していると王y等問題に対応できないので、しっかり意味を理解しましょう。階差を2回とる、少し応用的な内容まで入れています。階差数列が苦手な人、少し難しい問題を解いてみてたい人はぜひご覧ください。
数学B「数列」

数列の和Snが与えられているときの一般項a_nの求め方

数学B「数列」の典型問題の1つ「数列の和から一般項を求める」問題の解き方についてです。この問題はやることが決まっているため、一度経験しておけばすぐ解けるようになります。公式について少しだけ注意することがあるので、確認しておきましょう。
数学B「数列」

漸化式の土台となる4パターンの解き方【等差型、等比型、階差型、特殊解型(特性方程式の利用)】

数学B「数列」漸化式の土台となる基本4パターン。特に、特性方程式を解くパターンは多くの場所で登場するため、しっかり理解して確実に解けるようにしたい。漸化式が苦手だという人は、まず、等差数列型、等比数列型、階差数列型、特性方程式型をマスターしましょう。
数学B「数列」

分数の形になっている漸化式の解き方【基本分数型】

数学B「数列」漸化式の頻出典型パターンの1つ。漸化式が分数式となっているものの基本形パターンの求め方について説明します。やることは単純なので、絶対に落としたくない問題です。難しくはないけど、記述式の場合の注意点があるため確認しておいてください。
数学B「数列」

nのk次式(特に1次式,2次式)を含む漸化式の解き方【k次式型】

数学B「数列」漸化式の頻出典型パターンの1つ。覚えるべき解法は2つあり、1度は経験しておかないと本番で対応できません。特に、素早く解ける解法は慣れが必要で考え方を理解しておかないと使いこなせません。このパターンの漸化式を解く際のポイントやコツについて紹介します。
数学B「数列」

n乗を含む漸化式の解き方【○^n型(n乗型)】

数学B「数列」漸化式の頻出典型パターンの1つ。n乗を含む漸化式。出題頻度は高く、難関大志望であれば誘導なし解けなくてはならない。難関大でなくても、誘導の意味を理解するために、誘導なしで解く力を身に付けておきたい。漸化式はパターンさえおさえておけば得点源にしやすいので、確実に解けるようにしておこう。
数学B「数列」

積a_na_{n+1}や累乗(累乗根)(a_n)^pを含む漸化式の解き方【対数利用型】

数学B「数列」漸化式の頻出典型パターンの1つ。a_{n}の積や累乗を含む場合は、対数をとることで分けることができる。このパターンの漸化式は誘導が入ることも多いが、誘導がない場合も少なからずあるため誘導なしで解けるようにしたい。どういう流れの解答になるか、実際に問題を解くながら確認しましょう。
数学B「数列」

和S_nと一般項a_nが混在する漸化式の解き方【和Sn混在型】

数学B「数列」漸化式の頻出典型パターンの1つ。和Snが混在する漸化式の解き方。これは、和と一般項の関係を利用することで漸化式を立てて解くことになる。やはり、土台となる4パターンの漸化式に帰着するため、漸化式を立てたあとは素早く解きたい。解答の流れを確認しておこう。
数学B「数列」

隣接3項間型の漸化式の解き方

「数列」漸化式の中でも難しいとされる隣接3項間型の漸化式の解き方について、どこよりも詳しく説明します。隣接3項間型の漸化式は、誘導が入ることも多いですが、誘導が分かりにくい場合が多く、結局、自力で解ける力が必要となります。
数学B「数列」

連立漸化式の解き方(係数が対称となっている場合)

数学B「数列」における、連立漸化式の解き方について解説します。連立漸化式は係数が対称となっている場合と、そうでない場合がありますが、対称となっているパターンが入試ではよく出題されます。誘導がない場合も多いので、解法をしっかり押さえておきましょう。係数が対象となっていない場合は、普通、誘導があります。
数学B「数列」

【発展】係数が対称でない連立漸化式(一般型)の解き方

係数が対称でない連立漸化式の解法2パターンについて説明します。誘導されること場合が多いですが、計算が独特であるため、一度経験しておかないと解きにくい問題です。難易度は高いので、覚えるべき部分を明確にしておくことが必要です。
数学B「数列」

(テンプレートあり)数学的帰納法の仕組みと使い方、押さえるべきポイント2つの解説

数学的帰納法の仕組みと使い方について説明します。どの問題でも使えるテンプレートもあるので、一貫性のある考え方を身に付けましょう。また、数学的帰納法の実践的な問題を解く上で重要となるポイント2つも紹介します。証明方法の中でも最重要である数学的帰納法の使い方をマスターしましょう。
タイトルとURLをコピーしました