第 項が和の形で表される数列の和(和の和)
問題
解説(授業)
等差数列もしくは等比数列の和であれば,それぞれの和の公式で求められますが,それ以外の場合は
数列を見てみましょう。
第
どんな規則があるか考えながら見ましょう。同じ規則で書いてみると
となりますね。よって,
であることが分かります。
これは,等比数列の和ですね。
等比数列の和の求め方は覚えていますか?何が必要でしたか?
はい、「初項」「公比」「項数」の

[公比が
よって,
が得られました。あとは,これを
求める和は,
バラバラにしましょう。
あとは計算するだけです。特にややこしい部分もありません。
等比数列の和の公式を繰り返し用いることで求めることができました。公式がしっかり入っていないと難しい問題ですね。等比数列の和の公式が怪しいという人は以下の記事で確認しておきましょう。
答案
第
[初項
よって,求める和は
[
第 項に が含まれる数列の和
問題
解説(授業)
第
この時点で
ややこしいので左側と右側に分けて規則を調べます。
左側は,
なので,
右側は,少しややこしい
こんなふうに見てみましょう。
1 番目
2 番目
3 番目
変化している部分に着目するのがポイントです。
右側は,以下のように考える方法もありますね。
初項
[初項
このように等差数列とみなす考え方は,さらに複雑になって規則から書くのが難しい場合でも計算により求められます。ただし,等差数列の一般項についての理解が十分にないと難しいでしょう。理解が甘いと感じた場合は,下記の記事を確認しておこう。
これにより,第
[
よって,求める和は
あとは,この和の計算をするだけですが,慣れていないと戸惑いますね。
戸惑う人の理由は
『
つまり, 今回
例えば,
[定数は外に出せる]
とできるということだけど,実際,
となって成り立ちます。そもそも
結局,今回の場合,
として計算できるかどうかがすべてです。あとは
ちなみに,
答案
第
よって,
したがって,求める和は,
の公式が使えない式の和の計算(部分分数分解や有理化の利用)
問題
解説(授業)
今回は

差の形を作る方法はいくつかありますが「部分分数分解」と「有理化」を頭に入れておきましょう。ハイレベルな問題を解いているとこれ以外のパターンもありますが,根底にあるのは「差を作る」ということです。医学部や難関大を目指すのであれば,差を作る意識が重要になってきます。それ以外の人であれば,分数だったら部分分数分解,√(ルート) があれば有理化くらいの認識でもほぼ問題ありません。
部分分数分解は,数学Ⅱの「式と証明」の内容ですが,ここで説明を始めると完全に脱線するため,細かい話は割愛します。部分分数分解が分からないという人は,ひとまず,以下の公式を適用すればいいと考えて下さい。(
前置きが長くなりましたが,実際に問題を解いていきましょう。
部分分数分解をするため,まず分母を因数分解します。
細かいことになりますが,因数分解するとき
それでは,さっきの公式
[数式切れていたら横スクロール]
よって,求める和は
となるので,

答案
[部分分数分解した]
[
[打ち消し合う部分を消して残ったものを書いた]
[カッコ内を通分して計算した]
(等差)×(等比)の和
問題
解説(授業)
応用問題の中でも特に重要な問題です。どうでも良い話かもしれませんが,私は大学受験で3大学(国立2、私立1)受験しましたが,その内の2大学でこのパターンの問題が出題されました(笑)
もちろん偶然ですが,近年でも大学入試でよく出題されているパターンなので,しっかり押さえておきましょう。
最初から脱線してしまいましたが,問題に戻りましょう。公式で求められる形ではなく,部分分数分解や有理化をするような形でもありませんね。今回の形は,見てすぐあることに気付かなくてはなりません。とりあえず,
左側だけ見ると等差数列,
右側だけ見ると等比数列
となっていることに気づきましたか?
このような
今回の場合,等比数列の公比は

すると,右辺が
となり,等比数列の和が現れます。また,最後の項が引き算になることに注意してください。
等比数列の和は「初項」「公比」「項数」に着目するんでしたね。
初項
よって,
さて,答えは出せましたが補足説明をしておきます。
であることは瞬時に気付く必要があります。
つまり,(
もちろん,
のように,和の形で出題されていても気づかなくてはいけません。
掛け算(や分数)の形になっているときは,(等差)×(等比)となっていないか疑う癖をつけておきましょう。
ちなみに,以下のような形もあります。
分かりますか?
と見れば,確かに
答案

[下線部が等比の和,最後の項が 「
[初項
よって,
したがって,